top of page
  • Facebook
  • Twitter
  • Linkedin

 今回は「塾を選ぶ時に最終的な決断は、家族の誰が下せば良いのか」をテーマにお話をしていきたいと思います。           {大阪市中央区谷町7丁目4-31 大南ビル2階B号室 まこと塾  (まこと塾は谷町筋を挟んで上町中学校と反対側に位置しています)}

  • logheart
  • 2月15日
  • 読了時間: 6分

更新日:2月17日

 早速ですが、今回のテーマの「塾を選ぶ時に最終的な決断は、家族の誰が下せば良いのか」についての私の答えですが、その答えは「ご家族で話し合って決める」が私の答えになります。家族で話し合って子供の進路を決めることは当たり前のようですが、意外にできているご家庭が少ないように思います。

 なぜ今回このお話をしようと思ったのかというと、私が見てきた限り、保護者様かお子様どちらか一方の意見だけで入塾を決めてしまうご家庭は、最終的に塾選びに失敗しているイメージが強かったからです。

 保護者様の発言力が圧倒的に強く、塾を決める時にお子様の意見を聞かずに、子供の気持ちを置き去りにしてしまい、失敗してしまうケースや、お子様が過去に中学受験などに失敗したり、これまで通わせてきた塾でうまくいかなかったりしたために、保護者様がお子様の傷ついた姿を目の当たりにしたからか、お子様に意見を言えなくなり、お子様の意見だけで決めてしまって、再び失敗するケースなどがあてはまります。

 保護者様が一方的に塾を決めてしまう事例は、以前ブログで書いたので、ここでは割愛しますが、子供も何らかの思いから感情に走って決めてしまえば、周りの声に耳を傾けずに独断専行になり、相手がよく見えていない状態で決断にいたるので、たいてい失敗してしまいます。

 例えば、中学受験に失敗したお子様が自分は経験者であるというプライドからか、有名な塾や大きな塾というだけで決めてしまったり、通っている同級生の学力だけで決めてしまったりするのです。周りも感情的な雰囲気に意見が言えなくなるのか、感情的になった意見が通って、何らかの答えが出るまでそれなりの時間を費やすことになってしまいます。

 保護者様が独断で決めて子供を失敗させてしまった場合は、子供を振り回す結果となってしまい、その失敗は親の学びにはなりますが、何年間と塾通いで時間を費やした子供がかわいそうなことになります。

 子供に決断をさせて失敗した場合は、子供の責任として丸く収まるのかというとそうではなく、子供は世間のことをよく知らないので、自分自身で判断する力がなかったことから、結果として、やはり親の助言が必要だった、ということになってしまい、子供からすれば、だったら塾を始める前に言ってくれればよかったのに、と思うことになって、結局子供が振り回された形となり、無駄な時間を費やしてしまった、と子供の心に穴をあけてしまうことになります。子供に決断させたと言えば、聞こえは良いですが、別の見方をすれば、親の無責任の側面もあります。多少の意見は出すべきだと思います。

 ネガティブなお話をしたいわけではありません。私は保護者様とお子様の両者に、自分の感情に逃げずに現実を見て、責任を持って家族全員でどの塾に通うのかを考えてほしいと意見をしているだけです。家族会議でどのような意見を出しても構いません。経験則から話をしても良いですし、勘で話をしても良いと思います。家族で本音を出し、全員の意見で決めることが良いと思っています。

 「過去の受験に失敗させたのは親の私の責任かもしれない」という思いのために、子供に意見をすることから逃げたり、自分の過去の勉強の失敗を子供に投影させて、子供に頑張らせようとしたりする、親自身が自分の過去を見つめ直さなければならないことであるにもかかわらず、そこからから現実逃避し、子供に期待して八つ当たりをしてしまったり、逃げたりするような、感情に走る行動が良い結果を生むはずがないと言いたいだけなのです。

 子供たちの世界でも、子ども同士の人間関係の中で悔しい思いにさらされて、大人と同じような感情に走る行動をしてしまうことがあると思います。しかし、やはり保護者様が要所において正しい方向に子供を導かなければなりませんし、保護者様が舵取りをして、ご家族で正しい方向に向いていかなければならないと思います。最後まで本音で話せば良いのです。保護者様の思いを口に出せば良いと思います。

 冷静になって考えれば、家族の失敗は家族全員に責任があるものです。誰かが一方的に背負うものではありませんし、背負えるものでもありません。親は仕事に行ってお金を稼いで子供を塾に通わせ、家事をする保護者様もお子様を支え続ける一人です。両方を担っている方も今の時代は多いと思います。お子様の方も保護者様の思いを受けて、自分の時間を削って塾通いをするのですから、全員に一票ずつの投票権、意見を言う権利があるはずです。全員に責任があるはずです。

 これを崩して、誰かが独断に走ってしまったり、意見を言わずに人任せにしてしまったりしていたら、チーム力が落ち、失敗するのは当然です。個々の意見が大事なのです。また尊重されなければなりません。自分の思いを口にする責任もあると思います。個人戦ではなく、チーム戦なのです。勉強をするのはお子様ですが、サポートをするのは保護者様です。サポーターがいつもセコンドについていなければなりません。人生において培ってきた、人やものを見る目はそれぞれだと思います。しかし、お互いに意見を出し合うからこそ正しい道に近づけるのではないかと思います。

 また親が経験してきた世間一般の感覚で子供を諭すことは大事ですし、子供に、自分に合う塾かどうかを考えさせる機会は、見る目を養う練習にもなります。子供に冷静さを養わせる機会にもなると思います。親の意見ばかり通そうとするのではなく、通う当事者の子供の意見も汲むことで、譲ることの大切さを子供に伝え、やさしさも育むことができます。窮屈さが子供の心の成長に良い影響を与えるはずがありません。

 もちろん子供の方も親の意見を謙虚に聴き、自分の思いを口に出すことも含めて、協力することが求められます。また子供に意見を出させる雰囲気づくりも大事です。どこの塾に通うのかを決めることも、決めて入塾した後も、チームとしてお互いを育てて成長していかなければならないことを考えると大事な局面が続くと思います。

 家族が意見を出し合うからこそ、子供が物事に立ち向かおうする気持ちが養われることになり、向かっていくことができるのだと思います。皆で出した答えなら、失敗しても後悔することはないはずです。保護者様のことを尊敬し、そこから家族のために這い上がろうとする気持ちが出てくるはずです。

 塾は自分の子供の面倒を見てくれる、都合のいい場所ではありません。先生はあくまで他人で、損得勘定が入り混じる企業なのです。先生同士のいさかい、勉強ができる子供の取り合い、勉強ができない子供は誰か他の先生に押し付けたいのです。長期間子供を預けていたのに成績が伸びなかった、何の成長も感じることはなかった、と裏切りにあうかもしれません。傍から見たら、何の成長もしていないのにもかかわらず、またわずかな成績の上がり方や中途半端な進学校合格だけで、得したような気分でいさせられているだけかもしれません。騙されたと気づいた時は、もう子供は大人になっているかもしれません。だからこそ、一人で判断せずに家族みんなで話し合って決めてほしいのです。

 お子様と保護者様の気持ちが一つになったご家族は力強い印象があります。塾通いをするにしてもエネルギーが必要です。無意識下でも家族の心のつながりが強い生徒は、力を発揮している印象があります。冷静なご判断をお願いします。長文をお読みいただきありがとうございました。



Comments


お問い合わせ

メッセージが送信されました。

大阪府大阪市中央区谷町7丁目4-31

                                    大南ビル2階B号室

TEL: 06-4305-7209   セールス・勧誘のお電話は

                    お断りしております。

 

説明会ご予約・ご質問等の電話受付時間 

         平日 月曜日から金曜日 15:45~21:00

                  土曜日 15:00~18:00        

 授業中は電話をお取りすることができません。留守番電話にメッセージを残していただければ、折り返しお電話を致します。問い合わせフォームもご利用ください(メール機能と同じです)。教室が留守の時は、教室長の携帯電話に転送されます。しばらくお待ちください。

bottom of page